『Girl with pearl ear Thing』
by Mr.Brainwash
ミスター・ブレインウォッシュ
Silkscreen on Board Edition of 49
イメージ作品サイズ
26″ x 22″ (66cm x 57cm)
一目でわかるように、ヨハネス・フェルメールの大変有名な作品「真珠の耳飾りの少女」を現代風にした作品です。有名であるが、フェルメールの本物をご覧になる機会はかなり少ないと思う。けれどもこの作品は、フェルメールが描いた「真珠の耳飾りの少女」と同じように少女の目とブルーのターバンは、ものすごく迫力があります。しかし、本物のコピーでは決してない。Mr.Brainwash氏のオリジナルの作品であるその違いは2か所描き加えたところにあります。
真珠の輝きの代わりに、現代風アップルのAirPods 。そして手には携帯そしてその手の親指の動きも現代人の携帯を使う親指のしぐさも描いている。
頭にはターバンそして携帯を持つ手、とても時代的には、アンバランスでもあるがしかしその発想そのものが面白く笑える。
携帯の待ち受け画面が、バンクシー氏が描いた話題の超有名なバルーンガールにMr.Brainwashが描いた作品になっている。流石、覆面アーティストバンクシーがプロデュースしたと言われているアーティストである証として、その細部に描いたのではないか？とわたしは思う。
本物のフェルメールは、手がない。完全に描き加えた箇所になる。
Mr.Brainwashは、ロサンゼルスのロデオドライブにたくさんのモニュメントを今年もてがけている。今では、ロサンゼルスにおいてはかなり有名なストリーストアーティストである。
ストリートアーティストという言葉も日本に於いてはまだ浸透してないが、欧米では一つの枠として確立されているばかりではなく高い評価を得ている。
2022年ビバリーヒルズに強大なMr.BrainwashArtMuseumを設立、世界的な規模で活躍しているストリートアーティストの一人である。まだ日本人はかなり知る人はすくない。
バスキアからはじまり、今は、ストリートアーティストが注目されている中、今はお手頃の価格であるMr.Brainwashの作品は、一押しアーティストの一人である。
この「Girl with the Pearl Ear Thing 」は発売元ではすでに完売。世界に49点しかない希少価値があるリミテッドエディションの作品です。この作品はたぶん日本国内のすべてがここにある。2点わたくしが確保しました。また、木の上にシルクスクリーンという技法が面白くそして当時のフェルメールの時代（1632年〜1675）の時代を彷彿させる古臭い額装を再現しているところも興味深い。フェルメールの作品を観ているようでフェルメールではない。不思議な作品である。
このようにMr.Brainwashは、世界的に有名な作品を現代風にすることにより、絵画の鑑賞そのものに、革命を起こしたアーティストであるともいえる。
Mr.Brainwashをサイトで探ってみてください。とても面白い作品がたくさんご覧いただけます。
日本人は、伝統を重んじる文化があるが、しかし、これからはそれではアートは面白くないかもしれない。大衆が楽しめるまた、笑えるアートも現代の私たちには必要不可欠な作品かもしれない。だって世の中面白くないことが多すぎるからです。
いじる文化もそれが現代アートそのものかもしれない。
ギャラリーファインアーティスト オーナー 江尻文子
